本はこれからの私たちの武器になる。「これからの会社員の課題図書」をサクッと紹介!
鈴海りゆです
今回は告知されているときから気になっていた田端信太郎さんの著書【これからの会社員の課題図書】について紹介していきます。
田端信太郎さんはライブドア、LINE、ZOZOなどで活躍され、現在は田端大学塾長やCarstay取締役CMOを務められている元祖最強サラリーマンです。
そんな田端さんが、ビジネスパーソンとしての「常識」/コモンセンス(common sense)を身に付けるための読書を伝授したいと出された新書が「これからの会社員の課題図書」です。
「これからの会社員の課題図書」ってどんな本?
読んだ感想としては「これからの会社員の課題図書」の前書きにあるように、本の読み方を伝える本、自分の読む本が自分の生活にどう生かされていくのか、その流れを知ることができる本だと思います。
常識/コモンセンス(common sense)をつけるための読書 をする意義として、
当たり前の知識と健全な肌感覚 どちらにもビジネスマンには必要で、それは本をどう読み、どうアウトプットし自分の中に落とし込んでいくかが重要
とありました。本の前半では自分の血肉になる本の読み方を、後半では田端さんが厳選した課題図書13冊を紹介しています。実は紹介されているのは13冊の課題図書だけではなく、田端さん思い出の本や気付きを得た本なども文章の中で紹介されています。
これからの読書12の作法
ここからは田端さんが紹介していた、本を私たちの武器にする読書の作法を私なりに12個にまとめました。
箇条書き+プチ解説でこの12個の作法を紹介します。
- 本を読む時間がないはウソ。それは読み方が悪いだけ
本は1冊全部丸ごと読まなければいけないものではない。自分が決めた時間、自分が知りたい分野のみを読み自分の考えを発展させる、アップデートさせるために読もう。 - 読書で過去の生きてきた人たちの叡智を吸収し、物事を大きく見る視点を得よう
成功パターンは必ずしもなぞれないが、失敗パターンは過去から学べる。時代を超えて読み継がれる本は普遍的な知識を得れる優れもの。 - 分からなかったらまずは本。
自分である程度の知識を得ることで得られるものがある。 - 読書で仕事をしていく上での基礎知識・土台を組む。その上に専門分野や自分の仕事・業務に繋がるより詳しい本を読もう
知識があれば世間に出ている情報や情報そのもののおかしさに気づける。2段階読書の威力は圧倒的。 - とっさの対応に読書で得る知識や教養が武器になる
本を読んでればいいわけじゃない。一番は現場。そこを生き抜くために読書が役に立つ。 - 良い本を選びたいなら、まず芋づる式にたくさんの本を読む
判別は量をこなしてこそ、だんだん勘が備わってきて分かるようになるもの。それまでは数当たることも大切。 - 自分なりの言い換えを探せ
自分の言い換え説明で相手に理解してもらえたらその知識はもう自分のもの。言い換え能力はビジネスでも活きる。 - 本を読んでると同時に、どうやって伝えたらより伝わるかアウトプットまで考える
取り入れるだけで終わっちゃもったいない。アウトプット前提で読むことで吸収率もグンと変化。
- 転職時に役立つ!? 愛読書が面接官と被るともう1段階上で分かり合える
考え方の根源の類似は今までの読書でできた思考から来るもの。似た思考を持つ人とコミュニケーションをとることは心地よさに繋がる。 - 人生でずっと向き合いたい・自分の軸を作るため といった終わりのない読書も大切に
読書は人の思考を作りやがてそれは行動につながる。自分が触れる情報,本に意識を向けることで未来のその人の成長度合いが変わる。 - 人間の覚悟や勇気は物語や漫画から学べ
教科書的な本は理論多め。それだけでは伝わらない人間的な部分を物語や漫画が教えてくれる。 - 先輩から渡された本は必ず意味がある
人に勧められた本は自分の視野・引き出しを広げる絶好の機会。逃さず掴もう。
課題図書13冊を一気に紹介!
出は最後に「これからの会社員の課題図書」の中で紹介されている、田端信太郎さんが厳選された13冊の課題図書を紹介していきます。
- マーケティング22の法則:売れるもマーケ当たるもマーケ
- なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?
- 情報経済の鉄則
- HIGH OUTPUT MANAGEMENT
- 改訂版 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法
- 戦争広告代理店
- ルワンダ中央銀行総裁日記
- 企業参謀
- 大本営参謀の情報戦記
- 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
- 相場師一代
- ブランド人になれ!
- マンキュー経済学Ⅰミクロ編(第4版) & マンキュー経済学Ⅱマクロ編(第4版)
この13冊の課題図書以外にも紹介されている本はあるのですが、その本が気になった方はぜひ「これからの会社員の課題図書」を手に取ってみて下さい。
そして実際に読書を行うときは、紹介した12の作法のできそうなものを取り入れつつ読書を進めてみて下さいね。
ここに上がっている13冊の課題図書についても、読了後紹介記事を上げる予定です。書きあがり次第SNSなどを通して情報をお伝えしていきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!